うちの旦那はストイック②

うちの旦那は世間一般の基準で考えると、ストイックなタイプです。

しかもそのストイックさを私にも求めるときがあります。

 

前回の山登りの話はこちら

prospective.hatenadiary.com

 

 

旦那は運動部出身のため、運動が大好き。

特に短距離走よりも長距離走の方が得意です。

高校のマラソン大会ではなかなか良い成績だったとか。

 

私は逆で、学生時代は短距離走は好きでしたが、長距離走は大の苦手でした。

苦しいし、疲れるし、走っているときの顔も見られたくない。

長距離走は苦手だし、大嫌いでした。

駅伝とかマラソンとか、好きな人の気が知れない。

そう思っていたのです。

そんな私がジョギングにトライしたきっかけは

趣味でランニングをしていた旦那からの

「一緒に走ってみようよ!」という軽いお誘いでした。

 

 

当時、私は5km走り続けることも出来ませんでした。

近所のジョギングコースを走っても、

1kmも通過しないうちに走り続けるのが辛くなり、

頑張って頑張って、3km程で足が止まって歩いてしまう。

 

当然、運動大好きの旦那は、そんな私のペースだと物足りません。

物足りなさそうな旦那に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

 

それでも何度か走るうちに、

徐々にですが走れる距離が伸びていったのです。

前回よりも長い距離を走れた!

そして走った後に感じる達成感と爽快感。

そうなんです。

長距離走が大の苦手のこの私が、

少しずつ長距離走の魅力にとりつかれていったのです。

走れるようになった自分。

それを褒めてくれる旦那。

こうして、私は少しずつ自分に自信を持ち始めました。

 

最初は夫婦二人で走っていましたが

そのうち、旦那が仕事の日に

なんと一人で自主的にジョギングに挑戦するようになりました。

地道に努力を重ねて、走り続ける距離を伸ばし、

見事、5kmのジョギングコースを歩かず走り切ることに成功したのです!

そのときの達成感と言ったら、もう素晴らしいものです。

頑張ればできる!私ってやればできるじゃん!という自信が生まれます。

走る前は嫌々でも、走り始めるとアドレナリンが出ます。

走った後は必ず

「走ってよかった」「運動するって気持ちいい」と思えます。

サボりたい気持ちと葛藤しながらも、

それに打ち勝ち、遂行したという事実が自尊心を高めてくれます。

 

一人で5km走りきったことを報告すると、旦那はとても褒めてくれました。

そしてそれを証明するために、二人で一緒に走ったりもしました。

夫婦二人で並んで走るのはとても楽しかったし、気分爽快でした。

 

しかし、そんな楽しい時間も長くは続きませんでした。

 

 

現れたのです。ストイック先生が。

 

 

常に目標を立てるストイック先生。

”5km走れる自分”に浸っていた私に、更に課題を与えます。

「タイムを縮めてみよう!(にこッ)」

なんでもできる気になっていた私は、安易に課題を受け入れます。

 

タイムなど気にせず

「とにかく歩かず走り切ること」を目標にしていた私は

「5km走のタイムを縮めること」にシフトチェンジしました。

 

走り始めた頃は、ただぼんやりと走っていただけでした。

タイムを意識し始めると、集中力と緊張感が生まれます。

まだ自分のペースを掴んでいなかった私は、すぐにペースオーバー。

いつもよりも、走るのが苦しい、辛い。

そんな状態になってしまいました。

 

自分のペースを見失うと、失速してからが地獄です。

わき腹が痛い。呼吸も苦しい。足も重い。というか足が痛い。

そして悲しいことに、

私のオーバーペースはストイック先生にとっては楽ちんモード。

きつくて、歩きだしそうになる私を見て

ストイック先生が追い打ちをかけます。

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「まだまだ~!これから~!いいよ~いいペースだよ~!」

 

辛すぎて泣いたよね。

 

久しぶりにプライベートの運動でガチ泣きしてしまいました。

いや、苦しいんだって!!

残りあと1kmというところで、止まらざるを得ず。

 

オーバーペース+ストイック先生+苦しくても頑張ってしまう自分=涙

 

青春か!!!!!

 

こうして私は足を痛め、治るまでジョギングを休止しました。。。